昔好きだった本を整理できない問題について

こんにちは。エマといいます。

どうしてこのページにたどり着いてくれたのかわかりませんが、
当ブログに足を運んでくださりありがとうございます。

このブログではニート(2024年の年末に無職になったばかりのピッカピカのニート1年生です。)が日々思うこと、本を読んで思ったこと(小説が多いです)、なんとなくおもしろくて誰かに話したかったこと、漠然とした不安、等々みなさんと共有したいなと、そしてあわよくばみなさんと交流したりしたいななんて思い作ったブログです。
各種SNS(X、Instagram)も随時動かしていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

……と、前置きはこのあたりにして、今日は我が家の本棚の状況についてお話したいと思います。
本が好きなみなさん、とりわけ紙派のみなさんはこのようなお悩みにお困りではないでしょうか?

昔好き「だった」作家の本が捨てられない

そもそも無理じゃないですか。「本を捨てる」という行為が。
なにかこう……食べ物を捨ててしまうくらい心理的抵抗がありませんか?
勇気を出してゴミ捨て場に本を束ねて捨てたって「ああここの住人にはこんな本を読む人がいるのか、ふんふん」などと私が捨てた本を見かけた人が自分の人物像についてあれこれ妄想を繰り広げてしまうんじゃないかという余計な不安までもたげてくる始末です。(考えすぎ)

紙の本というのは、買えば買うほど本棚を圧迫し、果てには家の床までもを侵食しかねない恐ろしい物体です。
捨てなければ増える。捨てれば減る。それだけのことなのに減らせない……。
今回はこの対処法について自分なりに考えてみましたので、少しお付き合いいただけると幸いです。

その本、本当に今のあなたにとって必要ですか?

あなたは今、本棚の前に立っています。
そこには、お小遣いをやりくりして買った文庫本、もしくはブックオフで100円に値下げされていた掘り出し物の本が、もしくは頑張って働いて得たお金で買ったハードカバーの本がたくさん並んでいます。
少しずつ買って集めた本、それぞれに思い出があり、本棚を眺めているだけでいろいろな記憶がうっすらとよみがえってくるようです……。あなたは考えます。「やっぱりこんなに大切な本一冊も捨てられないよ!!!」

ちょっと待ってください。
じゃああなた、本棚の上から三段目、左から五番目の本、そうそうその本です。
その本の内容をしっかり覚えていますか? 読んだときどんな気持ちになったか、詳細に覚えていますか?
「えーっとこの本はたしか、5年くらい前に買った好きな作家の新刊で内容は……いや、とにかく! 好きな作家だからコレクションしておかなきゃいけないんだ!」
あなた「コレクション」と言いましたね。つまりあなたの本棚は読んで内容が頭に残らなかったような本をただ並べている場所にすぎないと?
「なんでそこまで言われなければいけないんだ! 自分が好きに作っている本棚なんだから放っておいてくれ!」
あらら、怒られてしまいました。

・・・


突然会話劇を始めてしまいすみません。
つまりニートが何を言いたいかというと、私は改めて本棚を見て自問自答を繰り返し、気づいたことがあるということを伝えたかったのです。好きな作家という理由だけで本棚にスペースを与えている場合が多すぎるということを。
さらには悪いことにその好きという感情自体も過去の感情で、私の場合は本棚のアップデートを怠っていたことに気がつきました。
私のように本棚を気持ちよく使えるようしっかりアップデートできていない方は、案外多いんじゃないでしょうか?

実際に少し読んでみよう

本棚は古いまま、そのくせにせっせと買い集めた新刊たちは無造作に積まれてあちこちでタワーが作られ本棚から溢れている……この悲惨な状況をようやく受け入れた私は考えました。
本棚にきちんと収まっているこの本たちは読みたいと思って買った新刊本より大切なんだろうか?

紙の本は捨ててしまうと絶版などでもう手に入らなくなることもあるかもしれない。だけど、本棚のスペースは本棚の数を増やそうが有限です。本にとって、自分にとって快適な場所を作ってあげよう。ここで初めて、今の自分にはもう必要ない本とお別れする決意ができました。


しかし問題はどうやって捨てる本を選別するかということ。
いろいろなお片付け術の本を読み漁ったりしたのですが、直感で決める、すべての本を出してきて「いる」「いらない」「保留」の箱に分ける……どの方法もあまりしっくりきませんでした。服や小物を捨てるのには上記の方法は適しているのかもしれませんが、本が内包しているのは思い出であり、読んだときの感動であり、システマティックに捨てるというのは少し違う気がしました。

そこで思いついた……いえ、手間はかかるが結局こうするしかないと諦めた末の作戦が、捨てるか判断する前に本を読んでみるということでした。

しかしこれには当然ものすごく時間がかかるというデメリットが存在します。
ですが、例えば誰かに「この本どんな本?」と聞かれたとして、内容をすぐぱっと紹介できないのに本棚に差したままいつ読むかもわからないものを保管し続けるのはおかしいと思い、私はこれから本棚にある本をひとつずつ読んでいくことに決めました。

捨てる/捨てないの具体的な基準についてですが、
・今の自分にはもう必要ないと思えるものは捨てる
・読んだ瞬間だけ楽しい本は捨てる
・特に苦労せず楽にするする読めてしまうもの、気づきのない本は捨てる


この3つを基準に本を選んでいくことに決めました。
好き「だった」に固執しないことで新しい価値観を取り入れ、埃をかぶった本棚をきれいにしようと思います。
この記事を読んだ方に一緒に本棚をアップデートする! という気持ちになった方が一人でもいれば、とてもうれしいです!

③今後悲しい本を生み出さないために

そしてもう一つ気がついたことがあります。
それは、あまりにも本の内容を覚えていないということは、

自分の読書の方法が不十分なのではないか? という気づきです。

私は小学生のころから本が好きでかれこれ20年以上は読書経験があるはずですが、

展開を知りたくてもななめ読みですっ飛ばしながら読むのはおすすめしません。
その時だけは楽しくても記憶は定着せず、すぐに内容を忘れてしまうからです。

じゃあ自分が覚えているのはどんな作品か? それは以下のようなものでした。
・しっかり精読した作品
・感想を誰かと話しあった作品


みなさん、国語の授業で習った作品って不思議と内容を断片的でも覚えていたりしませんか?
それは授業を通して繰り返し作品を読んだり、作品の読解についてクラスメイトたちと話し合った経験があるからです。

誰かに発表するつもりでレジュメのようなものを作ってみる。
・作品のあらすじだけでなく自分がどう思ったかを盛り込んだ感想シートを作ってみる。


これだけでも読書後の充実感は変わってくると思います。
どんなふうに感想をまとめたらいいのかについてはもう少し詳しくまた記事を書きたいと思っておりますので、少々お待ちいただければと思います。

本棚のアップデート状況については少しずつやっていくつもりなので
なかなかブログにはできないかもしれませんが、
今後もこのようなニートの考えごとや本を読んだ感想などをアップしていく予定ですので、ゆるりとお付き合いいただけたら幸いです!

それでは今回はこの辺で! またお会いしましょう!

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この記事を書いた人

小説好きなただのニート。
日々面白い本がないか本屋を徘徊している。
好きな本はどちらかというと純文学の方が多いかもしれない。

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